活動報告:助成事業
気仙沼の助成2団体を訪ねてきました
5月17日(木)、タケダ「いのちとくらし再生委員会」委員長・山岡義典の気仙沼団体訪問に同行しました。
まず午前中に訪問したのは「ピースジャム」のジャム工場。場所は一関市の千厩(せんまや)駅に近い農村環境改善センターです。その調理実習室を借りて午前10時から午後4時までママさんたちがジャムを作っています。
宮城県内の素材を使ったこのベジタブルジャムは売上収益の一部が子育てママさんの収入になります。周囲一帯に美味しそうな匂いを漂よわせつつ、忙しそうに働く4人のママさん。そのすぐ横で赤ちゃん2人がスヤスヤと眠っています。こういう恵まれた環境もなかなかありません。
ちなみにジャムの味はキャロット、オニオン、トマトの3種類。中でもお腹を刺激するのはオニオンの香りでしょうか。尚、ピースジャムはこの日、NPO法人の認証がおりたとのこと。その書類を受け取りに法務局にいきました。その車に同乗して私たちも気仙沼に行きましたが、そんな記念すべき日のインタビュー取材となりました。
午後は気仙沼市内に移動して気仙沼復興商店街を訪問。交通の便が悪い仮設住宅の居住者や市営バスの停留所まで歩けない高齢者のために、市内の仮設住宅と商店街を結ぶ巡回バスの運行をめざしている団体です。
昨年12月のクリスマス運行の後、アンケート調査を行い利用者の更なる要望を集約する一方で、市バスを運行する市役所との調整が続いているそうです。商店街側としては利用者の利便性を考慮して銀行や郵便局に行くにも利用してもらいたい意向ですが、市バスには競合となるため、なかなか難しそうです。山岡委員長からは「山間地域で孤立気味の仮設住宅も多いので、まず是非ともという地域から早く試験的な運行を行い、利用者の反応を探りながら展開を考えてみては」とアドバイス。
頑張ってください。復興商店街!
(事務局・福田)