活動報告:組織基盤強化事業
NPO経営者ゼミ2020 合同中間報告会
- 日時
- 2020年10月8日(木)
- 場所
- オンライン(ZOOM)
- 参加者
- NPO経営者ゼミ2020生など25名
「NPO経営者ゼミ」は、被災された3県において、NPOが民間の力を最大限に発揮して、被災地の復興活動やその後の地域活動を行うために、それらの組織を牽引するリーダー組織となってもらうことを目的に1年間のプログラムとして、2016年度から岩手県と宮城県で始まり、2017年度から福島県でも開始しており、2020年3月までに56名が学びました。
2020年度は、NPO経営者ゼミ修了生(56名)のなかから「本気でNPO経営を学びたい人」を募って、設定された研究テーマを自らで研究するゼミとして開講しました。さらに今までふくしまゼミ、みやぎゼミ、いわてゼミでしたが、日本NPOセンターが事務局を担うセンターゼミを増やして4つのゼミに分かれてNPO経営者としての研究を進めています。
新型コロナウイルス感染予防の観点から各ゼミで1か所に集まり、4か所の各ゼミ会場(岩手県大船渡市、宮城県石巻市2か所、福島県福島市)をつないでオンライン報告会としました。
合同中間報告会では、16名のゼミ生が、自分の研究テーマと進捗状況を報告し、お互いに質問をしあうことを通して学ぶことを目的として開催しました。
いわてゼミ(3名)
「NPO以外に学ぶ持続可能な経営とは~ステージをあげよう~」を共通の研究テーマにして、地域密着型企業などから学んだり、研究したりして、地域で活動するNPOが持続可能な経営をするためにどうすればいいのかを研究しています。
みやぎゼミ(4名)
「宮城の地で持続可能なNPO経営の要件を探る」を共通の研究テーマにして学んでいます。特に宮城県内のNPOで10年以上職員を雇用して活動している団体を対象にして研究することで、自分たちに近い環境のNPOの経営実態を学び、自らの経営に生かすために研究をしています。
ふくしまゼミ(6名)
「福島の未来視点、コミュ二ティーワークから経営を考える」を共通の研究テーマとし、NPOは地域課題解決のためにあることからコミュニティワークを学ぶことから始めています。地域とどのように一緒になって課題解決ができるのか?未来を見据えて研究をしています。
センターゼミ(4名)
「改めて研究するNPO経営論~基礎から実践まで~」を共通の研究テーマにしています。
集まったゼミ生がNPO経営者ゼミ1期生ということで、最初に学んでから数年が経っていることから、改めて基本に立ち返りつつ、実践に生きるようNPO経営を見つめなおす研究をしています。
講評
武田薬品工業株式会社 CCPA CSR企業市民活動・寄付担当部長 吹田博史様
中間報告ということでこれから勝負になると思います。今年のNPO経営者ゼミは2年目のアドバンスコースといえるゼミなので、研究をすすめるにあたり一人で悶々することなく、ゼミの仲間や事務局に頼って残りの期間しっかり研究していただきたいと思います。1年間の研究結果を楽しみにしています。