福島第一原発事故に関する避難障がい者及び避難先(福島県二本松市、福島市、郡山市、及び本宮市)で生活する障がい者
浪江町から避難を余儀なくされた障がい者及び避難先で新しく加入した通所メンバーの生活を安定させ、障がい者が避難先でも尊厳をもって生きていけること。
作業所の設置・運営
喫茶店での接客業務ができない通所者向けに、作業所を開設して震災前と同様に居場所を提供し生き甲斐をもって生活できる支援を行う。
コーヒータイム(喫茶店)の設備整備
震災により浪江町から持ち出すことができなかったコーヒーメーカーなどの機器や諸設備を整備して、通所者がより良い環境で就労訓練できるようにする。
通所者の移動支援
福島市方面および郡山市方面からの2経路による、通所者の移動支援を行う。
福島第一原発事故により避難している障がい者及び避難先(二本松市、福島市、本宮市)で生活する障がい者
福島第一原発事故により福島県浪江町からの避難を余儀なくされた障がい者と、避難先で新しく加入した通所メンバーの生活を安定させ、障がい者が避難先でも尊厳をもって生きていけることを目的として活動している。
前年度は作業所の新設や喫茶店の設備整備、通所者の送迎支援を行い、生活再建や日中環境の整備に寄与することができた一方で、利用者の増加に対応するため、事務所・作業スペースの確保や送迎体制の拡充が必要となっている。また現状では浪江町への帰還が困難であることから、二本松市で事業を定着することが、避難してきた障がい者だけでなく、地元二本松市や近隣から通所している障がい者にも、安定した生活基盤を提供することに繋がると考え、現在の喫茶店をより地域に根差したコミュニティカフェとして運営してゆくことを目指す。
コーヒータイムは、福島第一原発事故で浪江町より二本松市に避難して再開した障害者の福祉事業所である。浪江町で運営してきた喫茶店「コーヒータイム」を、避難先である二本松市の市民交流センター内にオープンした。福島市から郡山市まで広範囲に避難している障害者は自力での通所が難しく、送迎の移動支援を始めたところ地元の利用者も増え、二本松市での事業の定着が進んでいる。
1. 喫茶店のコミュニティカフェに向けての改装
当初は既存の設備で運営をしてきたが、二本松市民の憩いの場として地域のコミュニティカフェと呼ばれるよう、店内を改装する。その改装により、就労訓練中の障害者の意識や工賃アップにも繋げたい。
2. 移動支援の継続
コーヒータイムに通所していた障害者は福島市から郡山市までと広範囲に避難しているため、自力での通所は難しく、また二本松市も広域であり、移動支援の送迎があれば通所できる在宅の障害者が大勢いる。避難障害者の移動支援を続けることが、福祉事業所としてのコーヒータイムの大事な事業である。
3. 車両の充実
通所者が増え20名近くになってきている。現在保有の2台の車両では1回の送迎では乗り切れず、2往復しているのが現状である。10人乗りワゴン車1台を新たにリースすることで1往復となり、朝のミーティングに全員が揃うことができる。
福島第一原発事故に関する避難障害者及び避難先(福島県二本松市、福島市、郡山市、および本宮市)で生活する障害者
団体は、福島第一原発事故により福島県浪江町からの避難を余儀なくされた障がい者と、避難先で新しく加入した通所メンバーの生活を安定させ、障がい者が避難先でも尊厳をもって生きていけることを目的として活動している。これまで避難先の福島県二本松市で、作業所を新設し、震災以前に浪江町で運営してきた喫茶店「コーヒータイム」を市民交流センター内にオープン、通所者の送迎支援を行うなど、避難障がい者の生活再建や日中環境の整備に取り組んできた。本助成では、利用者の増加に対応するため、事務所・作業スペースの確保や送迎体制の拡充、現在の喫茶店をより地域に根差したコミュニティカフェとして運営してゆくことを目指し、避難してきた障がい者だけでなく、地元二本松市や近隣から通所している障がい者にも、安定した生活基盤を提供することを目指す。
喫茶店「コーヒータイム」と作業所「金色事務所」の通所率を65%から75~80%に高めるために、通所者にきめ細かく相談対応ができる専門職(精神保健福祉士など)を採用する。
二本松市からの通所者と浪江町から福島市や郡山市などに避難した通所者のために移動支援を継続実施する。
法人事務所と作業所が一体となった現在の狭い事務所から、相談室や休憩室を備えた、作業所として十分なスペースを確保した新事務所へ移転する。
障がい者に対して、作業・生活訓練を通して社会復帰・社会参加に関する事業を行い障がい者の自立に寄与すること
1. 喫茶店を運営し障がい者の社会参加と職業訓練を行う
2. その自主製品などを製作販売する
3. 当事者研究など、障害に関する啓発事業を行う