一般社団法人 さとうみファーム
南三陸町の農林水産業の発展と雇用、新規産業の創出の促進、地域経済の発展と環境の改善
南三陸町の農林水産業の発展と雇用、新規産業の創出の促進、地域経済の発展と環境の改善
南三陸町歌津地域住民
2011年8月より南三陸町歌津地区での2年間の活動を通じて、農家、漁師、商店街、子どもと保護者、高齢者をどのように繋げて地域を活性化するかが一番の課題と考えます。そこで「羊」を使って多方面の地域住民を巻き込んで、新規産業、雇用の創出を計画しております。現在、宮城大学と産学連携復興事業として南三陸町ブランドの羊肉の生産を研究中です。子どもから、高齢者まで関る事ができ、多くの人に愛され心を和ませる「羊」を被災地に導入する事で地域の活性化、観光客の誘致、持続性社会の確立を目的とします。
南三陸町特産のわかめ養殖で出るわかめ残渣を利用してブランド羊肉を創出する。それにより新規産業、雇用の確立を目指す。現在、宮城県黒川郡大郷町に29頭保有している羊を南三陸町に移転し、宮城大学との連携復興事業として飼育する。
創設する羊牧場内に子ども達が、動物とふれあい「食育」「心のケア」の場として、安心して遊べる空間の提供を図る。羊の毛刈体験、ミルクやり体験、羊祭りなどのイベントを開催し、地域住民の理解を深め、地域に根ざした牧場とする。
羊の飼育で出る羊毛を使い地域住民を対象にした羊毛のワークショップを定期的に開催する。将来的に、羊毛を使った商品の開発及び販売を目指し、高齢者雇用につなげる。また、羊の皮、糞の堆肥化などを活用する事で持続性可能な村落の確立を目指す。
南三陸町住民
当団体は、南三陸町の農林水産業の発展、新規産業と雇用の創出促進、地域経済の発展と環境改善を目的とし、子どもを対象としたイベントや、復興商店街の運営補助、漁業支援、観光牧場の運営などにより南三陸町の地域活性化及び観光と雇用の創出を目指している。
これまでの事業では南三陸町歌津地区に羊のふれあい牧場を建設し、地域住民の雇用とボランティアの協力により、羊毛の加工、飼料となるソルトブッシュの栽培、“わかめ羊”の販路開拓などを進めてきた。2014年7月の牧場オープン以後、多数のメディアにも取り上げられ、町内だけでなく仙台市内等からも家族連れの観光客等が訪れている。
“わかめ羊肉”を南三陸町の新規産業として確立させるため、牧場の拡大と飼育頭数の増加による事業の安定化を目指し、また多くの地域住民の憩いと交流の場となるよう、BBQ広場、カヤック体験ツアー、ワークショップ等を実施してゆく。
新規産業及び雇用の創出と地域活性化を図るため、羊牧場の持続的な運営および牧場を拠点としたコミュニティ創出を目指す。
南三陸町住民
当団体は、南三陸町のわかめ残渣を活用した飼料を与えた羊を飼育、出荷するだけではなく、観光牧場として開放することで、廃棄わかめという地域の課題解決と、南三陸に新たな観光産業を興すことに取り組んでいる。助成1年目は、牧場を開拓して羊を飼育し、ブランド羊肉として出荷した。
継続助成の2年目は、BBQ広場を開設するとともにカヤック体験ツアーをスタートさせて、観光牧場としての魅力向上に取り組んだ。
継続助成3年目となる今回は、わかめ発酵飼料を量産化し、飼料として出荷することで、廃棄わかめの更なる有効活用を目指す。また、地域行政、教育機関、諸団体との連携を通じて、地域活性化を深化させ、南三陸の新たなコミュニティ形成が前進することを目指す。
年間数百トンの廃棄わかめ残渣を町内の家畜牛の飼料として量産化し、三陸わかめブランドの牛肉や乳製品生産の可能性を視野に入れながら、地域課題を解決しながら新しい産業づくりを目指す。
遊具設置、放牧地造成、ビオトープ、キャンプ場開設、BBQ施設の拡充を通じて観光牧場の魅力を増進する。
南三陸教育委員会と連携して、小学校の課外授業で羊飼育体験や食育などのカリキュラムを提案して、子どもたちの健全な成長に寄与する。
シーカヤック体験教室「カヤックで遊ぼう!!」、「子どもカヤッククラブ」を拡充し、年間100名の南三陸の子ども達に提供する。
南三陸観光協会、ホテル、民宿、他団体、企業、漁師等との連携システムを構築して、観光牧場やシーカヤック教室等を利用した魅力ある観光ツアー企画を提案。町外、県外からの観光客誘致を目指す。
石巻市・岩沼市・飯館村・相馬市・南三陸町等の住民
さとうみファームは、震災後の南三陸町で、子どもたちの心のケアの支援を開始した。2014年に「子ども夢牧場」を歌津地区に開設し、羊の飼育を中心に、観光牧場による地域活性化と子どもの遊び場づくり、廃棄わかめを飼料とした羊肉のブランド化、羊毛の商品化などによる雇用創出など、地域密着の支援活動を展開してきた。本事業は、これまで培ってきた羊の知識・経験・資源を地域を越えて開き、得意分野を持った団体が協働して、質の高い羊毛製品の商品化にとりくみ、広域産業化を目指すと共に、地域間交流を推進し地域の活性化に貢献する。
さとうみファームから羊毛・羊肉を提供し、連携団体のスキルを活用することで新たな商品を創出する。完成した商品を各団体が持つ販路・チャンネルを通じて拡散・販売をはかる。商品の販売促進イベントを関東で開催する。
さとうみファームで連携団体の支援対象者の交流イベントを実施する。
連携団体のニーズに合わせたスキルアップ講習会を年3回開催する。今回の広域連携を組織化し、連携団体を拡充していく。
石巻市・岩沼市・飯館村・相馬市・南三陸町等の住民
さとうみファームは、震災後の南三陸町で、子どもたちの心のケアの支援を開始した。
これまで培ってきた「羊」のスキル・知識・資源を被災地の他の団体と連携することで広く被災地に還元し、それぞれの団体の地域の活性化・地域課題の解決に貢献する。
さらに新たなに被災地で「羊」核とした被災地連携ネットワークを構築し、将来的に広域産業化を目指す。2018年は商品企画力・商品の品質・スキルとデザインの向上を図り、販路開拓に重点をおいて活動する。
2017年で企画した商品のブラッシュアップ・販路開拓及び製造スキーム・役割分担を確立する。さらに新規団体を含めた商品開発に挑戦する。
連携団体との合同イベント(東京・神奈川)、夏のひつじ祭り(南三陸町)などを開催するとともに連携団体ミーティングも実施する。
現在の連携団体が宮城県中心のため、岩手県・福島県にも連携団体を広く求める。
福島県鮫川村・宮城県岩沼市・女川町・南三陸町・気仙沼・岩手県奥州市・一関市等の住民
これまで培ってきた「羊」のスキル・知識・資源を、被災地の他の団体と連携することで広く被災地に還元し、それぞれの団体の地域の活性化・地域課題の解決に貢献する。さらに、新たに被災地で「羊」を活用する団体等の指導・支援にあたり、「羊」を核とした被災地連携ネットワークを構築。将来的に「岩手ホームスパン」をモデルとした広域産業化を目指す。3期目は、参加団体を見直し、生産者・利用者・福祉関連に重点をおいて「東北ひつじ工房」を核にしてもりあげたい。
生産者(主に羊毛・皮革)から商品企画・開発し、福祉作業所に製作を依頼する事で、農業と福祉の連携を促進し新しい形の農福連携事業を展開する事で被災地の活性化をはかる。今後は逐次参加作業所を増やす予定である。就労支援に活用できる商品の企画開発
南三陸町の農林水産業の発展と雇用、新規産業の創出の促進、地域経済の発展と環境の改善
子どもを対象としたイベントの実施、復興商店街の運営補助、漁業支援等地域に根ざした復興支援活動。将来的には、羊を核とした観光牧場の運営により南三陸町の地域活性化及び観光、雇用の創出を目指す。