東日本大震災被災3県の沿岸NPO支援組織のネットワーク化事業

東日本大震災被災3県の沿岸NPO支援組織のネットワーク化事業

特定非営利活動法人 アットマークリアスNPOサポートセンター

主な支援対象
NPO支援センター・NPO・地域住民
主な活動地域
岩手県・宮城県・福島県
事業期間
2018年4月~2022年10月
金額
4350万円

事業概要

活動実施の目的・背景

東日本大震災において甚大な被害を受けた岩手県・宮城県・福島県の沿岸地域では、国による莫大な復興費用によりハード面の整備は進むものの、ソフト面では資金的にも人的にも充分とは言えない。その隙間を埋めるべく、民間資金をベースに活動するNPOも継続して活動するためには、自らの組織の基盤強化を行う必要が出てきている。

そこで、被災地の住民への支援の持続可能性を高めるためにも、NPOをサポートする仕組みの充実と、NPO支援組織自体の強化が必要である。また、同じような被害を受けた地域間の連携を促進することにより、支援活動のあり方の研修や経験交流を通じて、相互連携の機会が生まれ、新たな価値創出のつながると考える。

本事業では、県域、市町村域を超えた支援組織のネットワーク化を行うことで、より質の高いNPO支援が継続し、地域復興の支え手となる事を目的に実施する。

事業内容

本事業は、3カ年をかけてエリアを拡大しながら取り組む。

東日本大震災被災3県の沿岸NPO支援組織のネットワーク化事業(サポートリンク)活動報告

「NPO支援センタースタッフ研修会」の開催(対象:業務担当スタッフ)

支援センターの業務全般のスキルアップと、NPO運営についての理解促進を目指す

  1. NPO支援における基本スキルの向上研修
  2. NPOの運営についての基礎と応用研修
  3. NPOの各分野に関する研修 など

「リンクアップ会議」の開催 (対象:代表・事務局長(経営責任者))

組織経営のあり方をはじめ、全国のNPOを取り巻く環境の整備等についての検討会議

  1. 各地のNPOの現状や課題についての情報交換と解決策の検討
  2. NPOに関するトピックに対する学習と対応の検討
  3. 震災復興に関わる課題やNPOを取り巻く課題についての提言を行う

「復興NPOフォーラム(仮)」の開催(対象:NPO、行政、企業)

対象のエリアで活動するNPO等を対象としたフォーラムを開催。経験交流、事例報告、トピックなどを通じて、学習すると共に連携を生み出す機会として開催。

 とうほくNPOフォーラム in 気仙沼 2018 ~ 復興の先を見据えて《今、地域のあり方を考える》~(2018年12月21日)
 とうほくNPOフォーラム in 陸前高田 2019 ~ 復興の先を見据えて《今、地域のあり方を考える》~(2019年11月27日)
 とうほくNPOフォーラムin南相馬2020(2021年5月26日)

連携団体

団体名
特定非営利活動法人 アットマークリアスNPOサポートセンター
代表者
鹿野順一
所在地
岩手県釜石市只越町1-3-2
設立の目的

釜石市圏域及びその周辺住民がいきいきと元気に暮らすため、まちづくりの推進と支援に関する事業を行うと共に、住民、企業、行政のパートナーシップによる地域社会づくりに寄与することを目的とする。

通常の活動
  • 被災地NPOの組織基盤強化のための研修と市民活動支援センター設置事業
  • 若者UPサポートオフィス東北事務局事業
  • 東北被災地での市民・コミュニティのエンパワメント
  • 東京都による芸術文化を活用した被災地支援事業
  • 生活再建移行期被災者支援連絡員事業